美頭百合子さん地元愛+inbound

公益財団法人 横浜観光コンベンション・ビューロー
事業部 MICE振興課

美頭 百合子さん

中学・高校時代をアメリカとフィリピンで過ごす。日本で大学を卒業後、NGOに就職しカンボジアに派遣されたことがきっかけでホテル業界に出会う。アコーホテルズ(AccorHotels)など有名外資系ホテルチェーンで経験を積み、転職して現職。

大学卒業後、就職したNGOでカンボジアに派遣された美頭さん。NGOでの仕事を終え、そのままカンボジアで始めたホテル勤務に魅了され、ホスピタリティ業界を本格的に学ぶため渡米。国内外でホテル勤務を経験されました。今回、故郷である横浜でMICE事業の運営・誘致に携わる美頭さんに、やまとごころキャリアを使ったインバウンド業界への転職活動について伺いました。

ホテル勤務で培ったホスピタリティの心で
地元・横浜のMICE事業に邁進

転職のきっかけとインバウンド業界を選んだ理由は?

親の仕事の関係で海外生活の経験もあり、インバウンドというキーワードは常に気になっていました。ホテルで働いていた時、最初は「お客様のことをハッピーにしたい」という気持ちが一番でしたが、フロント、予約、セールスとキャリアを積んだ後、ホテルの利益をいかに上げるかなどの数字を見るレベニューマネジメントを担当するようになると、実際にお客様に関わる機会が少なくなったんですね。もちろん数字の向こう側にお客様の顔を想像するようにしていましたが、やはり実際の現場に立ってインバウンドを肌で感じたいという気持ちが大きくなっていきました。その一方で、いずれは何か地元である横浜に携わった仕事をしたいという思いもありました。自分のキャリアを考えれば、当然ホテルでの転職も考えたのですが、愛着があり長く勤めた前職を去る決断がなかなかできませんでした。けれど横浜で働くことと、インバウンドに特化した仕事ということを軸に据えてからは、全く迷いませんでした。実際に今仕事をしていても、まさにインバウンドの現場にいることを肌で感じることができ、やまとごころで出会った今回のご縁に感謝しています。

選考に備えてどのような準備をしましたか。

やまとごころキャリアのことは、前職での先輩に教えていただきました。地元でのお仕事にこだわっていたので、頻繁にキーワードで「横浜」と入力したり、条件を絞り込んで仕事を探すことができたので、非常に助かりました。私自身、応募したMICE事業に直接携わったことがなかったのですが、たまたま身近にMICE事業に関わる仕事に就いている先輩がいて、いろいろな話を聞けたことは幸運でした。面接前には、やまとごころ発行のインバウンドビジネスについて書かれた本も読んで勉強しました。

お仕事を始めてみて…その魅力、やりがいを教えてください。

私は契約社員として採用されましたが、雇用形態に関わらず幅広く仕事を任せていただけるので、大変やりがいを感じています。実は、私が現在担当しているMICE事業で扱っているものは2020年のオリンピック以降の案件が多いんです。ホテル業ではそこまで何年も先のことを扱うことは少ないので、国際会議など時間をかけて色々なことを決めていくことをとても新鮮に感じています。
現在2020年以降の国際会議の開催にあたって横浜を候補地のひとつとして考えていただいているものがいくつかあり、視察団の方々をご案内していますが、そうやって先々に向かって横浜をアピールしていく中で自分がお役に立てることが少しでも増えればいいな…と思っています。また、海外からのお客様をご案内できるということはお客様の顔を見ながらのお仕事になりますので、ホテルで働き始めた頃と同じような気持ちになりますね。
誘致活動では、国内他都市だけではなくアジア規模での競争となります。アジアの他都市と比べて、日本は会議・宿泊施設、フライトや食事等のコスト面で割高な印象があります。そこで残念ながら横浜が選ばれない場合でも、日本国内でどこかの都市が選ばれて欲しいという思いで様々な団体や部署と連携して一生懸命取り組んでいます。MICE事業は、非常にスケールも大きくダイナミックで、また未来を感じることができる仕事なので、他ではなかなか味わえない経験をしています。

美頭百合子さん

今後の目標は?

仕事では、MICE事業に関わってみて、まだ自分自身をどのようなところで生かしていけるのかを考えているところです。横浜では、外国人の方を多く見かけますし、中には実際に住んでいる方も多くいらっしゃるように感じています。今後、海外からもっと多くの新しいお客様に横浜を訪ねたいと思っていただくためには、そういう方とはまた違ったアプローチが必要かもしれません。言葉でのコミュニケーションはもちろん、言葉ができなくても困っている外国人の方にお声掛けできる人が増えると、それだけで都市の印象が良くなりますよね。私たちが、人と人とが関わるきっかけ作りを仕掛けていけたらいいのかな…というように思っています。横浜市をあげて、市民レベルでおもてなしができるような環境を作っていけるといいな、と願っています。

これから就職を考える方へのメッセージをお願いします。

これは、いつも思うことですが…人生には後悔することもあるけれど、「やってみてからする後悔」と「やらずにする後悔」があるとしたら、まずは挑戦してみた方がいいのではないか、と。今まで、挑戦してみたことで自分の世界が大きく広がってきたように思います。
観光の発展に伴って、生活の色々なところにインバウンドのきっかけがあります。国際会議のように大きなものから個人で巡る小さな旅行まで、私たちの身近なところに様々なインバウンド観光客が増えてきていることをひび実感しています。ぜひ思い切ってインバウンド業界に飛び込んでみてください!

美頭 百合子さん