日本空輸株式会社 様

貨物と旅行を中心とした事業展開の中で、2014年7月、それまで国内中心だった旅行事業部内に訪日旅行センターを立ち上げました。もともと、鴻池運輸の拠点がタイを含むアジアに数か所あり、現地とのパイプもあったため、これまで紹介というかたちで訪日旅行案件を扱ってきましたが、東南アジアからのお客様は伸び率も高く、益々需要が見込まれるマーケットであることから本格的に対応していくことになったためです。タイにも現地法人を置き、現地旅行会社へのBtoB営業を積極的に行い、日本できめ細かく手配するという形態をとっています。今は団体がメインですが、今後はＦＩＴ（海外個人旅行）も積極的に取り組んでいきたいですね。

新規事業である訪日旅行センターのスターティングメンバーとして、インバウンドを専門に対応するオペレーション担当が必要でした。まずはタイを中心に展開していく中で、タイ語と日本語ができ、タイの旅行会社とのコミュニケーションが十分にとれることを重視していました。
やまとごころ代表の村山さんが理事を務めているＡＩＳＯ（アジアンインバウンド観光振興会）に弊社も加盟していたことから、やまとごころキャリアを知りました。登録者には外国籍の方も多そうだったので、我々が求める「タイ語と日本語ができる」人材とのマッチングを期待していました。

2014年10月から掲載したところ数名の応募があり、2カ月目でタイ人の方1名の採用が決まりました。採用に至ったアピチャイさんは日本での就業経験があり、また旅行業経験者だったことが決め手となりましたね。

同時期に応募いただいたタイ人の方がもう1名いたのですが、タイ在住だったため雇用に関するビザ等の手続きが複雑で、就業開始できるタイミング的にも難しいものがありました。アピチャイさんは日本での前職があったこと、在留カードを所持されてることから諸手続きは比較的スムーズでした。
外国人採用にあたり、当初会社側では手続きなどのハードルの高さを心配していましたが、今回の採用実績ができたことで次につながり、現在もう1名スウェーデン出身の新卒者採用が決まりました。こちらについても、学校側のサポートもあり、手続きは順調に進んでいます。
外国籍の方を雇用するにあたって必要なノウハウを持っていない企業は多く、それが雇用ハードルをあげる大きな原因のひとつであると思います。

タイ事情に精通したアピチャイさんには、タイ現地のランドオペレーターとコミュニケーションをとりながら、実際の手配を担当してもらっています。タイ人の好みや旅行における習慣、ビジネスのやり方など日本との違いを理解した上で、ニーズに対応ができるので、その点で安心して任せることができ助かっています。

今回、外国語、なかでもタイ語というピンポイントの語学力をお持ちの方を探していたので、外国籍登録者も多いやまとごころキャリアで、対象を絞ったアプローチができてよかったです。外国籍の方向けの求人媒体は他にもありますが、やまとごころキャリア登録者には、アルバイト探しではなく、社員としてしっかり働きたい、スキルを活かしたい、日本で頑張って社会に貢献したい、という前向きな求職者が多い印象を持ちました。

今後も益々事業拡大していく中で、人材確保は急務です。経験者やスキルを重視した即戦力者を求める募集に応じて、求職者会員の属性として、経験やスキルが応募段階で見分けられるとよいと思います。また、繁忙期やイベント、リサーチなど期間限定の人材紹介などもしてもらえると有難いですね。