笹西真理さん

VISION グローバル接遇の
教育でサービス業の
未来を輝かせる

株式会社トゥルース 代表取締役

笹西真理さん

元国内系国際線CAとして活躍後、大手コンサルティング関連会社に転職。担当クライアントはサービス業界に特化し、飲食・小売関連の販促・広告戦略を主とするコンサルタントとして、多数の企業・店舗で実績を上げる。2005年に独立、株式会社トゥルースの代表取締役社長に就任。

INTERVIEW

御社の事業展開と、インバウンドへの取り組みについて教えてください。

アパレルや化粧品などに代表される小売業、ホテル、飲食店など主にサービス業界に特化し、現場でのOJTを交えた接遇マナー研修と、付帯する商材サービスを提供しています。インバウンドという点では、2013年を機に「海外のお客様を取り込みたい」というクライアントニーズが一気に加速し、案件が増えてきており、元CAの講師を中心に、語学・接遇に加え異文化理解の指導を行っています。 さらに最近では、海外現地への事業展開のサポートや、中国などでの国内のサービス向上のニーズも増えています。また、介護の現場やゴルフ場などで外国人材の雇用が進んでいますが、そういった企業様からも人材育成のための研修プログラムのご依頼があります。ビジネストリップの企業側の受け入れ対策、ご指導などにも関わらせていただいており、インバウンドの裾野が広がって来ています。

御社ならではのサービスの特徴をお聞かせください。

弊社では、まずクライアント先の課題を把握し、研修プログラムもカスタマイズしてお客様と一緒に作り込んでいくプロセスを大切にしています。まだお客様が来ていないのに、語学対応をしても意味がありません。受け入れ体制を整える前に、集客ターゲットの選定、企画から入らせていただくことを強みとしています。事前に覆面調査やモニタリングを行い、具体的な改善指導に繋げるなど、オーダーメイドで研修を組み立てることが可能です。
また、弊社は全国に250名以上の講師を抱えており、全て自社養成したエキスパートたちです。講師派遣の際には、なるべく地元エリアの講師をアテンドすることで、より地域に密着し、エリアへの理解や思いをもって作り上げる研修を心掛け、結果的に地域の価値を高めることにつながると考えています。

笹西社長がインバウンドに携わることになったきっかけを教えてください。

高校までアメリカンスクールで過ごし、その後国際線CAになったので、早くから国内だけでなく海外に目が向いていました。この事業を始めた2005年頃はまだ内需が良かったので、サービス業界ではまだ外に目が向いていませんでした。その後、2010年に京都で文化体験ができる施設様に外国人の団体旅行が多く来るようになった現場を目の当たりにして、これからはサービス業の現場にもっと外国人がやってくると確信しました。2011年~12年には震災の影響で低迷する時期がありましたが、そういった逆境があったからこそ、今後日本のサービス業を元気にするためには、どんなことがあってもインバウンドを継続してやっていかなければならないと強く思い、今に至っています。

採用にあたりどのような人材を求められますか?

サービス業への熱意があることが第一です。経験のあるなしに関わらず、現場の立場に立って物事が考えられるか、日本のサービス業の現場を良くしていこうと思えるかどうかです。そして、やはり海外に興味があることです。仕事でも1泊2日での海外出張がありますし、移動が苦にならない人でないと難しいですね。うちのスタッフは皆旅行好きで、よく有給をとって海外へ行っています。ON/OFFのメリハリをつけて、仕事も人生も充実させたい人に向いていると思います。

どのような社風ですか?

弊社では、30歳前後の男女が活躍しています。それまでのキャリアは、アパレル販売の現場、カメラスタジオ、語学スクールの受付など様々ですが、共通しているのは、みんな素直で勉強好き。自分の頭で考え、相手目線になれる人たちです。先ほども話しましたが、フットワークが軽く、休暇も積極的にとって旅行に行っています。私自身、残業は推奨していませんし、土日祝は完全に休みをとるように社員に言っています。ベンチャーではマルチタスクが必要とされますが、その分、サスティナブルな働き方ができることが重要だと思っています。

メッセージ

2019年には海外への事業所進出も視野に入れています。主に東南アジア方面で、クライアント先の開拓などに力を入れていく予定です。海外で働くことに興味がある方、ウェルカムです。オリンピックは一つの通過点として日本人の気持ちが変わるきっかけになりましたが、その先も見据えさらにインバウンドの可能性は広がります。インバウンドという言葉がこれだけ聞かれるようになった今でも、まだまだ認知されていないところもありますし、実際の取り組みとしてできることはたくさんあります。今後はもっと、支援先の企業にインバウンドの可能性をご案内していき、より多くの産業にインバウンドの可能性に気付いてほしいと願います。これからインバウンド向けの企画やプロジェクトももっと増えていくので、将来的にプロジェクトマネージャーなどやってみたい方は是非来ていただきたいですね。弊社としても、この分野は長期的に育てていく社会性の高い事業として、日本を支えていくつもりでしっかり取り組んでいきます。そこに意義を感じて行動できる方をお待ちしています。

株式会社トゥルース
東京オフィス
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大阪オフィス
〒541-0053 大阪市中央区本町4-5-18 本町YSビル7F日本Office
http://truth-human.com/

やまとごころキャリア担当より

サービス業の未来を変えるという使命感をもって、現場目線でのインバウンド受入れ対策、 人材育成に情熱を注がれている笹西社長。CAからコンサルタントに転身というたぐいまれなご経歴はさることながら、明朗快活、率直なお話ぶりがとても魅力的で、思わず「真理さん」と下のお名前でお呼びしたくなるほど親しみやすい方でした。社員が生き生きしていることが何より大切だと考える笹西社長の元、ベンチャーだからこそのマルチタスクも求められる一方で、週休完全二日は当然、有給を取ってどんどん海外旅行へ行く、という職場は、まさに「人生と仕事を充実させたい」人向きです。教育研修・人材育成を通じて日本のサービス現場を元気にしていくという、まさにこれからの日本を支える大きな事業に関わるやりがいを、あなたも感じてみませんか?