TUERHONGJIANG WAERSI(トルコンジャン ワルス)さん資格を活かす+inbound

株式会社SPICE SERVE

TUERHONGJIANG WAERSI(トルコンジャン ワルス)さん

中国新疆ウイグル自治区出身。中国語ネイティブ、日本語と英語とトルコ語がビジネスレベル。静岡大学大学院文人比較地域文化専攻卒業後、メーカーで海外営業を経験。国内旅行業務取扱管理者資格取得。

可能性が広がる海の上のインバウンド
チャータークルーズで特別感を演出

来日したきっかけを教えてください

父が九州大学に勤める機会があり、来日したのが最初です。その頃はまだ小学生でしたが、日本で過ごした時間がとても楽しかったのを覚えています。中国の大学に進学し、日本語を専攻し、交換留学生として、神戸に住んでいた時期もあります。中国の大学卒業後はもっと日本語や比較文化を勉強したいと思い、静岡大学の大学院に進みました。

これまではどんなお仕事を経験されてきたのでしょうか?

静岡大学大学院生だった頃、インターンとしてルアーフィッシングの会社で働いたのをきっかけに、卒業後一年間、その会社で海外営業担当として働きました。人とのコミュニケーションが好きなので、営業の仕事は面白かったのですが、大学院時代に取った旅行業務取扱管理者資格を活かした仕事をやりたいと思い、転職を決意しました。

TUERHONGJIANG WAERSI(トルコンジャン ワルス)さん

今回の求人に出会ったきっかけ、応募動機は?

資格を活かせる仕事として旅行業や観光業を中心にリサーチしていたところ、インバウンドの中でもクルーズという新しい分野を開拓しているスパイス・サーブ社の求人が目に留まりました。日本におけるインバウンド観光は年々増加していますが、クルーズを使った観光の情報はまだ少なく、これからもっと成長する分野だと直感しました。外国語能力だけでなく、マーケティング力も問われる仕事で“海の上のインバウンド事業”をやってみたいと思い、応募しました。

選考の過程はいかがでしたか?

最初の応募から最終面接までトータル約1カ月で済み、とてもスピーディーでした。なかでも印象深かったのが、社長面接に進む前にあった現場研修です。実際にクルーズに乗せてもらい、一通り様子を見ることができたので、仕事のイメージが具体的になりました。最終の社長面接ではクルーズ業界全体のことや、インバウンドに向けた取組などビジネス的な視点で話してくださり、将来的な展望を持つことができました。

やまとごころキャリアを利用した感想をお聞かせください。

何といっても、インバウンドに特化した求人が集まっているので、効率的でした。掲載企業の特徴がわかりやすく書かれている点も良かったです。他の求人サイトだと、数はたくさんあるのですが、自分の希望に合った条件で絞り込むのに時間がかかってしまいます。その点、やまとごころキャリアはインバウンド専門というだけあって探しやすかったです。ひとつだけ要望としては、ファイル添付機能があると便利だなと思いました。

TUERHONGJIANG WAERSI(トルコンジャン ワルス)さん

実際にお仕事を始めてみていかがですか?

チャータークルーズのインバウンド営業職として、まずはクルーズ現場に出て、接客を通じて日々勉強している最中です。団体法人客から記念日利用の個人客まで人数も様々ですし、食事やドリンクも和洋中ご希望に沿ったメニューを揃え、オーダーメイドのクルージングを提供しています。乗船するお客様ごと、国ごとにニーズが異なるので毎回新鮮な気持ちで仕事に取り組めています。

主に中国語圏や英語圏の団体客への対応をしていますが、日本の法人のお客様の場合、接客の距離感が難しいです。クルーズは非日常の空間なので、リラックスして開放的な気分で過ごしていただきたいと思っているのですが、どこまでフレンドリーに接していいのか、どこまでなら失礼にならないか等、毎回試行錯誤しています。

迷ったり、悩んだりしたときは、すぐに上司に相談するようにしています。外国人の考え方を理解した上でアドバイスを与えてくれるので、とても心強い存在です。国が違えば当然文化の壁があるのですが、それを理解した上で、自分なりのアレンジを認めてくれたり、能力を発揮できる環境を整えてくださっていると感じています。

日本のクルーズ業界はまだまだこれから成長する分野なので、まずはチャータークルーズ業界における弊社のシェアアップのために力を尽くしたいです。

これから就職、転職を考えている人へメッセージをお願いします。

日本におけるインバウンド分野はこれから伸びる業界なので、どんどんチャレンジしてほしいです。外国語を話せることはもちろん武器になりますが、異文化に対する姿勢も問われると思います。外国での生活を経験したからこそ培われる広い視野やハングリー精神、異文化への理解・共生する姿勢がこれからのインバウンド業界で必要とされる条件だと思います。

TUERHONGJIANG WAERSI(トルコンジャン ワルス)さん

なんでも相談できる上司の吉澤さんと