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インバウンド業界で人材を求めている企業の方や
第一線で活躍している方々に、求められる人材像や
要素について伺いました!

長年、国際交流に携わってきたからこそ言える、海外と日本をつなぐ「心」こそが、インバウンド成功の鍵。

採用企業インタビュー

富士箱根ゲストハウス
代表

高橋 正美 さん

《主な経歴》
箱根仙石原で温泉民宿「富士箱根ゲストハウス」を経営。過去に、Language Institute of Japan事務局長、TOEFLゼミナール事務局長、Tokyo Journal発行人代理などを歴任。長年、国際交流に尽力し、平成20年7月、米国のコーネル大学等が実施したアジア全域を対象とするホスピタリティー産業調査において ”Best Practice Champion”に選出されました。平成21年2月に国土交通大臣・観光立国担当大臣よりビジット・ジャパン大使に任命された他、平成24年12月には、神奈川県知事より「第3回かながわ観光大賞」を授与されました。
※Visit Japan大使とは・・・外国人旅行者の受入体制に関する「仕組み」の構築や、外国人に対する日本の魅力の「発信」といった、他の関係者の「お手本」となる優れた取組みをされた方々に国土交通大臣・観光立国担当大臣より任命される個人の方です。平成20年~21年の期間に63名が選出されています。(現在57名が登録)

富士箱根ゲストハウスは、過去30年間に世界75カ国から13万人を超える外国人観光客を迎えています。旅行情報サイト「トリップアドバイザー」では、口コミ評価の高い施設に贈られるCertificate of Excellence (エクセレンス認証) 2014を受賞するなど、国内外の旅行者から支持されています。
本インタビューでは、高橋さんが考えるインバウンドと求められる人材について、お話を伺いました。

我が国の外国人観光客の受け入れについて、実態と課題を教えてください

訪日外客2千万人を受け入れるには、国民一人ひとりの意識改革と発想転換が求められる

まず、観光の概念を根底から変える必要がありますね。訪日外客の数が増え続けると、言語や食べ物の対応をどうするか、といったビジネスノウハウでは解決できない「異文化トラブル」が増え、業界の努力だけではこなし切れなくなります。国民一人ひとりが、訪日外客といかに向き合うか、心豊かに生きるにはどうしなければならないかを考えなければならない時代がやって来ます。観光立国政策の究極の目的は、日本国民が幸せになることであり、経済は、それを実現するための「手段」です。昨今、シニア世代のセカンドキャリアの充実が話題になっていますが、訪日外客と交流することにより、生きがい・やりがいの感じられる人生を送ることができるようになります。また、若い世代においても、国際性を身につけるには海外留学でといった従来の常識に囚われることなく、国内において訪日外客と交流することによって国際性を身につけることもできるようになるのです。今後は、インバウンドを経済に限定せず、国際交流・異文化相互理解・日本文化の発信・人材育成といった幅広い概念で捉え直して、国民一人ひとりが、幸せになるために発想転換と意識改革を行う必要があります。こうした転換は「地方創生」にも結びつくのではないでしょうか。

ホスピタリティーマインドの醸成をめざそう

観光業界には、外国人をお客様としてお迎えするのは手間がかかり面倒だ、と考えている方がいらっしゃいます。確かに、訪日外客は手間がかかり、バス・トイレ付のお部屋や日本料理のサービスを求める方が多いのも事実ですが、私共のつたない経験を振り返ってみると、外国人の来訪を歓迎する「心」が彼らを感動させることもまた然りなのです。これからのインバウンドは、日本人の意識や考え方を変え、国民の民度(ホスピタリティーマインド)を引き上げることによって訪日外客2千万人の実現をめざすべきではないでしょうか。

採用にあたりどのような人材を求められますか?

長年、国際交流に携わって感じることは、実践を通して得たものに勝るものはない、ということです。昨今は、ウェブサイトを作れば、誰でも情報発信できる時代になりましたが、現場で汗をかき、涙を流し、喜びを分かち合う体験は、ホスピタリティーマインドを育む上で大事な要素です。施設やお食事を輝かせることができるのは、実践を通して育まれる「おもてなしの心」です。私たちは、この素質を備えた人材を常に求めています。

富士箱根ゲストハウスだからこそ得られる仕事のやりがいとは?

外国人客との交流「出会い、ふれあい、学び合い」を、自然体で体験できることではないでしょうか。交流をきっかけにして、大切なものに気づき、行動を起こし、成長へとつなげていけるということがゲストハウスの真骨頂です。また、これは海外のお客様が求めていることでもあるのです。ここで働くスタッフは、仕事のやりがいだけでなく、人生の目的を見つけて自己実現をめざして欲しいと思っています。

メッセージ


大企業では得られない宝物がゲストハウスにはたくさんあります。ここでの体験を通してそれらを感じ取ってもらいたいと思います。経済は目的ではなく一人ひとりが幸せに生きるための手段です。訪日外客との「出会い、ふれあい、学び合い」を人生の糧にしてください。

富士箱根ゲストハウス
〒250-0631 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原912
http://fujihakone.com/ja/

キャリア担当より

バス停「仙郷楼前」の目の前に見える富士箱根ゲストハウスの案内板。取材のアポイントをいただき、到着時間をお伝えしていたところ、奥様が笑顔で出迎えてくださっていました。お宿に一歩足を踏み入れると、そこは富士箱根ゲストハウスさんのホスピタリティーで満ちた、心温まる空間。これは、是非皆さんにも体感していただきたいです!
ビジット・ジャパン大使でおられる高橋さんの言葉には深みがあり、シンプルで大切なメッセージが込められていました。また随所に感じる心配りにもインバウンドという観点を超えて、日本人の心の原点を感じることができました。



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