土屋 昌紀さん新しい人との出会いが魅力+inbound

インタセクト・コミュニケーションズ株式会社 ECビジネス本部 WEB事業推進室

土屋 昌紀さん

北京師範大学漢語文化学院卒。中国の日系現地法人に対してのWEB制作・SEM・ECサイト・SNS施策・インバウンド施策等の提案、WEBディレクターを経験。日本に帰国後、IT企業に就職するも、中国マーケットと直結する仕事を求めて転職。昨年末より現職。中国語ビジネスレベル。

中国人の消費マインドを的確にキャッチ
変化の激しい中国市場で真剣勝負

中国へ行ったきっかけは?

高校生の頃、進路相談した先生が「これからは中国が面白いぞ」と言って中国の大学を紹介してくれたのがきっかけで、北京師範大学漢語文化学院へ入学しました。日本、韓国はじめアジア各国から外国人留学生が集まっており、中国語の習得はもちろん、歴史・文化・風習についてもしっかりカリキュラムが組まれ、詳しく学ぶことができました。

これまではどんなお仕事を経験されてきたのでしょうか?

北京師範大学漢語文化学院の3年生だった頃、地元北京のインターネット広告会社でインターンとして働きました。そこでの体験がとても面白く、そのまま正社員として働くことになりました。ちょうどその頃は中国のWEBマーケットも急成長していて、変化のスピードも速く、やればやるほど面白いと感じました。在中国の日系企業が主なクライアントで、WEBサイトやECサイトの制作、SNSを使った販促施策などWEBディレクターとして4年経験を積みました。

土屋 昌紀さん

今回の求人に出会ったきっかけ、応募動機は?

日本に帰国し、一度中国から距離を置いた環境で仕事をしてみようと日本の企業で働いてみました。前職と同様、WEBサイトを作る仕事はやりがいもあったし、待遇面での不満はなかったのですが、ずっと中国のことが頭から離れませんでした。私にとって中国は、仕事でもプライベートでも常に気になる存在で、ライフスタイルの一部になっていることに気づきました。中国と直接つながった仕事環境を求めて、転職活動を始めました。
いくつか最終面接までいくケースがあったのですが、いざ話してみると、担当者の方が中国に行ったことがなかったり、中国人の消費動向をつかんでいなかったり、中国マーケットに対してまだ本腰ではない姿勢が感じられるところが多々ありました。
そんな中でインタセクト・コミュニケーションズ社は中国に対して本気でwebマーケティングに取り組んでおり、その真剣な姿勢に共感して、転職を決意しました。

選考の過程はいかがでしたか?

担当者からのレスポンスが早く、とにかくすべての段階がスピーディーでした。実は最終面接でお会いした幹部の方々と話が盛り上がり、2時間以上かかってしまいました。真面目な話から面白い話まで中国をテーマにいろいろ会話するうち、中国に対する情熱がシンクロしたような手応えがありました。私の中国熱も相当ですが(笑)、この会社も本気だと感じました。

やまとごころキャリアを利用した感想をお聞かせください。

中国で働いていた頃から、外国語能力を活かせる仕事探しの場として、やまとごころキャリアの存在は知っていました。サイトも見やすく、いろいろな条件を絞って仕事を探すことができるので便利だと感じました

土屋 昌紀さん

実際にお仕事を始めてみていかがですか?

急増するWeChat PayやAlipayなどのキャッシュレス決済サービスの導入を検討している、または利用を伸ばしたい日本企業に対して、Baidu や大衆点評などの中国WEBメディアやSNSを活用したプロモーションを提案しています。中国人の消費者に刺さるキーワードを設定する上で、中国語を理解し話せることは非常に役立っています。
入社する前は、新規案件を他の人よりも一つでも多く獲得しなければと意気込んでいたのですが、実際入社してみると、個人プレーよりもチームで案件を取りにいこうという姿勢を社内では感じます。1つのクライアントに対して最善の企画提案をするために、それぞれ個人の得意分野を融合させながら、チームで取りにいく。チームワークを意外に重視しているんだというのは、いい意味で入社後に発見したギャップでしたね。社長も中国人ですし、社内にも中国人スタッフがたくさんいるので、中国的なビジネススタイルの面も確かにあるのですが、日本人的なチームワークの良さもあって、日中の良さが共存していると感じます。もう一つは、仕事のメリハリ、オンとオフの切り替えが上手な先輩社員が多いです。日本の慣習だと残業や長時間労働する人のほうが仕事を頑張っているとみなされる風潮もありますが、この会社では所定の時間内にしっかり集中して成果を出すことが優先されています。その点で非常にメリハリを持って仕事に取り組めます。

これから就職、転職を考えている人へメッセージをお願いします。

外国語を話せることは武器のようで武器にはならないと伝えたいですね。実社会に出ると、言葉が話せるだけではビジネスは成り立ちません。「+α」の部分こそが自分の武器になります。私の場合は中国語能力以外に実際に中国で10年近く生活し、中国人がどのようなマインドを持つ人々で、どのような消費行動をするのかというのを直に見てきました。そして、ITとWEB広告分野での経験が「+α」となって今、活きていると実感しています。ぜひ、これから中国マーケットやインバウンド業界を目指す人には外国語能力だけでなく、「+α」の部分を磨いてほしいですね。

土屋 昌紀さん

右は同僚でSNS運用担当の謝さん
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